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「鴨居玲展」と「パン・ジュン展」を見た。 [鑑賞]

「鴨居玲展-踊り候え」

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《おっかさん》

img163-2.jpg
《蛾》

鴨居玲・・・といわれても、全く知らなかったのですが、
金沢出身の洋画家で、没後30年だそうです。
世界中のあちこちを放浪後、
スペインの村で、老人・酔っ払い・廃兵などと出会い、代表作が誕生したそうです。
画面はすごく暗いんですが、
モチーフに対する愛情のようなものを感じて、
なんとなく微笑ましく見てしまいます。
このスペインの村が大変気に入って、「私の村」と呼んでいたそうです。
村の人々と談笑する写真が何点か展示されていましたが、
誇張された人物画なのかと思っていたら、笑ってしまうほど写真とそっくりで、
これは、作家にとっては、最良の場所で、モチーフだったんだろうなあと思いました。

〈東京ステーションギャラリー・7月20日まで〉

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「パン・ジュン展」

img164-1.jpg
《初春の古い塔》

img164-2.jpg
《白居易の足跡》

こちらも、またまた存じ上げない方だったんですが、
中国・台湾の近代絵画を代表するひとりだそうです。
「東方文明表現主義」というスタイルだそうで、
たしかに、
油彩でありながら水墨画のような雰囲気があって、面白いです。
色彩も、落ち着いた中間色が多く、
なんかほっとするような作品でした。

〈上野の森美術館・7月1日まで〉

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コメント 4

takenoko

絵としてはいいかもしれませんが暗いですね。ちょっと好みには合わないかもしれません。
by takenoko (2015-06-29 07:47) 

deko

takenokoさま。
そうなんですよね。
暗くて、照明の向きによっては、よく見えなかったりしました。^^
スペインの絵って、伝統的に暗いらしく、
そういえば、ゴヤなんかも暗い絵だったなあと思い出しました。


by deko (2015-06-29 23:15) 

テリー

残念ながら、両方とも知りません。
どちらを見たいかと言われると、パン・ジュン展を見に行きたいですね。
by テリー (2015-07-03 17:14) 

deko

テリーさま。
パン・ジュン展、よかったのに、空いていました。
会期が短いせいか、あまり宣伝していなかったのか・・・
でも、見る側からすると、空いているほうがいいんですけどね。^^
知らない人の展覧会は、宝探しのようで面白いです。
by deko (2015-07-04 09:25) 

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